澤井です。
最近はタコメータの製作を行っています。
前回大会までは既製品のものを使用していたのですが、メータの分解能(LEDの数)を上げるなど自分たちの好みに合わせた仕様で作ろうと試みています。
また、コストを抑えるという意味でも自作で行っています。
先日、試作の回路とプログラムを用意してテストを行ったのですが、測定した回転数が荒ぶっていて上手くいきませんでした。
原因はECUから送られてくる電圧波形にあると予想できているのですが、オシロスコープが無いため確認ができないという問題にあたってしましました。
電装担当としては、いつでも使えるオシロスコープが欲しいところでありますが、無いものは仕方ないので、やれる範囲で対応していこうと思います。
次回は米川です。
よろしく。
戸塚です。
つい先日インターンシップに応募しました。多くの企業のインターンシップを受けたいと思っているので、先輩方にいろいろ聞きながら進めていこうと思います。
さて、表題の件について。
ワイヤリングは作業を指します。ワイヤーのことは安全線やセーフティワイヤーといったりします。
ワイヤリングは部品が緩まないようにするためのものなので、航空機はほぼ全てに施されています。私は高専の航空宇宙工学コースに在学していたのでワイヤリングはよくやっていました。
セーフティワイヤーは、基本ボルト間で掛けられますが距離や太さなどが決められており奥が深いものです。また、手で綺麗にやるのは意外と難しく、よくワイヤーツイスターとかを使ってしましがちですが、手なら単純な器用さが見れるので一度やってみると面白いかもしれません。
駆動系は振動で緩まないためにも、数か所ワイヤリングが必要な個所があるため、後で後輩に教えようともいます。
次は澤井です。
本宮です。
今日は渦揚力についてお話します。
渦揚力とは渦が翼上面(ダウンフォースの場合は下面)に位置することで発生する負圧によって揚力が発生することを指します
具体例としては低速域のデルタウイング等が大迎え角を取り剝離が生じた際に揚力が回復する事象などがあります。
これは前縁部で剥離した流れが一つの大きな渦を巻きその位置は迎え角に依存しているため、特定の迎え角では翼上面に渦を発生させられるからです。
このためデルタウイング等で低速域の空力特性が悪い戦闘機でも大迎え角を取ることで離陸することが可能になります。
ただし最適な迎え角以外では失速してしまう危険性があるため、パイロットの技術が求められるらしいです。
F1でも渦揚力の利用を試みた例もありましたが、翼後方の流れが乱れたり、L/Dが劣悪だったらりで実用化はされていません。
本宮です。
今日はボルテックス・ジェネレーターについて紹介します。
ボルテックス・ジェネレーターとは剝離防止を目的として翼表面に設置される小型の突起のことを指します。
原理のとしては層流が突起により乱されることによって乱流に繊維させることで剝離を防止しています。
乱流は層流に比べて剝離がしづらいことが知られています。あえて突起を用いて流れを乱すことで剝離を抑制しているのです。
なお突起部である必要はなく流れを適切に乱せるのであればワイヤーを翼前方に設置したりしてもボルテックス・ジェネレーターとして使用できるらしいです。
実用化された例としては垂直離着陸戦闘機のハリアーや新幹線のパンタグラフなどが有名です。
自チームではまだ採用してはいませんが、上手く使いこなせばこれを利用してダウンフォースを稼ぐことができるかもしれません。
本宮です。
今日は僭越ながらエアロデバイスの豆知識を書かせていただきます。
ガーニーフラップとは自動車のエアロパーツのひとつであり、ウイング後端等に垂直に立てられる細い板状のパーツです。
ガーニーフラップをつけるとダウンフォースを増大させる効果があります。
原理としては
まず通常上下面圧力差はウイングの後端につれて小さくなります。これは上下面流れが合流するためです。
しかしながらガーニーフラップの場合、上下面にに仕切りをする形になり後端の圧力差が小さくなることを防ぐことでダウンフォースを増大させます。
空気の流れの観点ではガーニーフラップによってせき止められた流れが渦となり、その上下面を空気が流れて行きます。なおガーニーフラップの高さが高すぎない場合は大きな剝離を起こすことはありません。
デメリットとしてドラッグの増大が考えられますので、使用時にはチームの設計コンセプトと話し合って決めて下さい
また翼型によってはあまり効果のないものもあるらしいので注意したほうがよさそうです。