山崎です。
梅雨真っただ中ですね。私は髪が長いので、特にこの時期は湿気でもさもさして大変です。通学にも自転車を使うので雨だと一苦労ですし、梅雨は苦手です。また、ガレージで作業を行う際、ハンドグラインダーやユニカッターを使う場合は屋根のないガレージ外で作業を行うため、雨に降られながらの作業となります。スムーズな作業がしづらく気も滅入るので、はやく夏本番になってほしいと思います。
とはいえ、最近私自身はあまり作業に入っていません。担当パーツのアームの予備製作は2年生の担当者に一任していることもあり、現時点で急いでやらなければいけない作業は特にないからです。ただし、しばらく作業しないことによって作業のコツや感覚を忘れないようにだけ気を付けなければ、と思います。
次は片桐です。
米川です。
先日、プレゼンレーション審査の書類を提出しました。
自分もプレゼン班として作業を行いましたが、大半を先輩方に頼ってしまい、自分の無力さを実感しました。
自分にとっては今回の大会が初めて審査に関わることになるので、もっと貢献したいと思っていたので、悔しいです。
まだ、プレゼン審査は終了してないので、最後の最後まで全力を尽くします。と同時に次回の大会ではもっと活躍できるように力をつけていきたいと思います。
次は山崎さんです。
よろしくお願いします!
本宮です。
今日は渦揚力についてお話します。
渦揚力とは渦が翼上面(ダウンフォースの場合は下面)に位置することで発生する負圧によって揚力が発生することを指します
具体例としては低速域のデルタウイング等が大迎え角を取り剝離が生じた際に揚力が回復する事象などがあります。
これは前縁部で剥離した流れが一つの大きな渦を巻きその位置は迎え角に依存しているため、特定の迎え角では翼上面に渦を発生させられるからです。
このためデルタウイング等で低速域の空力特性が悪い戦闘機でも大迎え角を取ることで離陸することが可能になります。
ただし最適な迎え角以外では失速してしまう危険性があるため、パイロットの技術が求められるらしいです。
F1でも渦揚力の利用を試みた例もありましたが、翼後方の流れが乱れたり、L/Dが劣悪だったらりで実用化はされていません。
本宮です。
今日はボルテックス・ジェネレーターについて紹介します。
ボルテックス・ジェネレーターとは剝離防止を目的として翼表面に設置される小型の突起のことを指します。
原理のとしては層流が突起により乱されることによって乱流に繊維させることで剝離を防止しています。
乱流は層流に比べて剝離がしづらいことが知られています。あえて突起を用いて流れを乱すことで剝離を抑制しているのです。
なお突起部である必要はなく流れを適切に乱せるのであればワイヤーを翼前方に設置したりしてもボルテックス・ジェネレーターとして使用できるらしいです。
実用化された例としては垂直離着陸戦闘機のハリアーや新幹線のパンタグラフなどが有名です。
自チームではまだ採用してはいませんが、上手く使いこなせばこれを利用してダウンフォースを稼ぐことができるかもしれません。
本宮です。
今日は僭越ながらエアロデバイスの豆知識を書かせていただきます。
ガーニーフラップとは自動車のエアロパーツのひとつであり、ウイング後端等に垂直に立てられる細い板状のパーツです。
ガーニーフラップをつけるとダウンフォースを増大させる効果があります。
原理としては
まず通常上下面圧力差はウイングの後端につれて小さくなります。これは上下面流れが合流するためです。
しかしながらガーニーフラップの場合、上下面にに仕切りをする形になり後端の圧力差が小さくなることを防ぐことでダウンフォースを増大させます。
空気の流れの観点ではガーニーフラップによってせき止められた流れが渦となり、その上下面を空気が流れて行きます。なおガーニーフラップの高さが高すぎない場合は大きな剝離を起こすことはありません。
デメリットとしてドラッグの増大が考えられますので、使用時にはチームの設計コンセプトと話し合って決めて下さい
また翼型によってはあまり効果のないものもあるらしいので注意したほうがよさそうです。