なぞのズレ

窪田です。
僕はCUFPに入って2年ほどになりますが、先日初めて治具の図面を書きました。今回書いたのはフロントウイングのブラケット用治具だったのですが、これまで僕は治具どころか他のパーツの図面も書いたことがなかったので、初設計でもありました。
また、この治具は1年生と一緒に作ったのですが、自分で設計から製作までするのはかなり楽しいことだというのが分かりました。

さて、こうして治具を作るところまでは良かったのですが、いざ定盤に設置してみると、フレームとの相対位置がCADと大分違うことに気づきました。正しい位置に置いているはずなのに、場所によっては10cm近くずれがあり、先輩にも確認してもらいましたが、全然原因が見つかりませんでした。
最初は製作ミスかとも思ったのですが、あちこちの寸法を確認しても一切問題は無く、事件は完全に迷宮入りするかと思われました。

しかし、我々はある重大なことを見落としていました。
治具板がほんのわずかに(1.5°ほど)反っているということを。たった1.5°だから関係ないだろうと甘く見ていたのですが、今回の治具板の高さは400mmほどと長め。
で、計算してみると400×tan(1.5°)=9.42…となり、結果これが謎のズレの原因だと分かりました。
先輩に聞いたところ、治具板が反っていることは別に珍しいことではないようで、どうしても保管しているうちに少しずつ反ってきてしまうみたいです。
ですが、今回悪かったのは僕が治具を設計する際に、必要以上に治具板を長くとってしまったことでした。当然同じ角度反っていても、長いほうが誤差が大きくなってしまいます。

この反省をいかして、今後は可能な限り小さい治具板で済むように(イケールへの取付点から穴までの長さを短く)設計するように注意したいと思います。


今回は写真が無くてすみません!
次は、ここ最近電装の仕事に追われている山岸お願いします
2018/03/11(Sun) 22:02:18 | 日記
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