百聞は一乗りに如かず

割り込みで久々に登場の上野です。

先日、CF16の試乗会(お楽しみ会)を茂原ツインサーキットで行いました。
下の写真で乗ってるの僕です笑
20161123_1.jpg
5年半も関わっていましたが、初めて学生フォーミュラのマシンに乗りました。
この試乗会に合わせてレンタルカートに2stカートと練習をして臨んだので、ビビりにならず
エースドライバーの10%増しくらいのタイムで走れ、雰囲気は感じられたかなと思います。

予想していた以上に扱いやすい乗り物で驚きました。
全ての挙動に穏やかさと懐の深さがあり安定している印象で、クイックな操舵応答、
どの速度域からでも加速していくトルク感、シフトアップ、ブレーキの安定性と強烈な効き、
自然で負担にならない操舵力、疲労の少なさetc...と良いところが多いことに感動しました。
僕の設計した乗り物はマトモな乗り物です!
カートで嫌だなぁと思っていたことがすべて解決しているように感じました。
サスペンション、前輪ブレーキ、シートベルトってすげぇや!
少なくとも僕のような素人が楽しく乗るなら、カートに劣っている点は何一つ無いです。

途中でリアウイングを吊っていたワイヤが切れたので期せずして、
前後のウイングを取った、大会仕様で運転することもできました。感慨深いです。
ヘッポコ運転でもウイングの有無によるコーナー進入と脱出の安定感の差は
明確に感じました。上手い人が乗ると操舵応答に一番差が出ますけど…

一方で僕レベルでも不満に感じる点はありました。
まず、下半身の拘束が無いこと。太ももから先に体重を預けられる場所が無いから、
Gがかかる中、自分の筋肉で位置がぶれないようにする必要があります。疲れる。
次に、シフトの操作に思考を持ってかれること。操舵とペダル操作の合間にやるには
負担が大きいように感じます。ボタン一発でできるようしてください。面倒。
さらに、エンジンの応答性が悪いこと。アクセル操作から加速がスパッと立ち上がりません。
カートや乗用車よりはるかにマシですが、もっとクイックに反応したら気分いい。

折角、自分たちで設計・製作して運転しているのだから「下半身の拘束」のような簡単な
問題は即座に解決していきたいものです。ドライバーが車に合わせて運転するのではなく、
車をドライバーに合わせて作り替えればいいと思います。
ドライバーはどんな小さな不満でも、我儘に「クソだ!」と言ってください。


最後に自分が作ったモノがどんなモノなのか確認できて本当に良かったです。
運転は下手くそでも、設計担当が乗って気づけることはたくさんありました。
マシンを作り、今回の試乗会をやらせくれたチームに感謝です。
2016/11/23(Wed) 21:49:55 | 日記
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