真空ポンプを買いました!

窪田です。
最近、CUFPでは真空ポンプを購入しました。
エアコン工事などに使われるもので、一分間に60Lもの空気を排気できます。
これを何に使うかというと、ズバリ“真空引き”です。
真空引きって何だ?という方がほとんどだと思いますので、簡単に説明させて頂きます。

学生フォーミュラでは、カウルやウイングをGFRP(ガラス繊維)またはCFRP(カーボン繊維)を用いて製作することが一般的です。繊維に樹脂を染み込ませ、型にはめた状態で硬化させることで成形します。その際に型の周りを専用の袋で覆って(正確にはピールプライなどいろいろと重ねた上で)、真空ポンプで空気を引き抜くことで余分な樹脂を取り除くことができる方法が“真空引き”と呼ばれるものです。余分な樹脂があると、重くなるだけで強度は上がらない(おそらく)のでできるだけ取ってしまおうということです。 Googleなどで、「真空引き FRP」と検索すれば、分かりやすい解説がたくさん見つかりますので、興味を持たれた方は調べてみて下さい。

CUFPでは、ウイングの製作で真空引きを用いる予定ですが、全くノウハウがないので、試行錯誤をくり返すことになりそうです。
今週はとりあえず、真空ポンプの動作確認をしてみました。空気を入れたビニール袋と真空ポンプをホースで繋ぎ、スイッチを入れる、緊張の瞬間です。ポンプが元気な音を立てる、ビニール袋の方はどうかと見てみると、真空になるどころか、何の変化もありません。
毎分60L吸ってくれるポンプはちゃんと動いているはずなのに・・・いろいろと試した結果、空気が吸われない原因は、ホースをつなぐ場所が間違っていただけでした。安心しました。ウイング製作がスタートする以前の段階で頓挫してしまうところでした。

今後もエアロ班は色々と試行錯誤の連続だと思いますので、その時はまたここで書かせて頂きます。
さて今日は“真空引き”の話をさせて頂きましたが、あいにく写真が無いので、僕の前回(2/28)の日記でお伝えした、1年生製作のエンジン台の製作風景の写真を載せます。(3/1に及川君が書いているように、2月中に完成させることはできませんでした。しかし、溶接工の肥田君ほかの頑張りにより、3/1の午前中には完成させることができました。 本当に良かった)
engine stand_2017 0310.jpg

次回の日記はちょうど、この写真に写っている山岸君お願いします。
2017/03/10(Fri) 20:13:45 | 日記
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