型式:CF12


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スペック

マシンスペック
全長 / 全幅 / 全高 2800 mm / 1403.2 mm / 1196.3 mm
ホイールベース 1600mm
前/ 後トレッド 1200 mm / 1200mm
車重 330kg
最低地上高 36mm
フレーム スチールスペースフレーム(STKM)
カウル GFRP
エンジン YAMAHA YZF R-6
排気量 599 cc
サスペンション形式 不等長・非平行ダブルウィッシュボーン・プルロッド
ショックアブソーバー Kind shock CX1.0
タイヤ 20.5x7.0-13 R25A Hoosier bias
ブレーキ 前 2-アウトボード / 後 2-アウトボード/ キャリパー:Nissin
最大出力 97ps/9000rpm
最大トルク 60Nm/7500rpm
変速機 6速シーケンシャルMT
デファレンシャル F.C.C. ATV 用LSD




マシンコンセプト 「Car×Fun〜車の楽しみをすべての人に〜」



  車両のコンセプトを「Car×Fun〜車の楽しみをすべての人に〜」とし, あらゆる人がこの車両を通してドライビングエンジニアリング等のなにかしらのクルマ,競技車両ならではの楽しみを見つけられる車両を目指した. コンセプト達成に必要なのは魅力的な車両である. 昨年度出たクルマとしての問題を潰すことに加え,セッティングに幅を持たせることなどを目指し,以下のように諸元を決定.さらにシャシー側,パワートレイン側からのアプローチを決めた.

マシンの特徴



パワートレイン : 圧倒的な加速感

  今年度のエンジン系統の開発の基本として大会競技コースで考えられる低・中負荷の最適化を目標としています。

パワートレインに関しては、加速性能の向上を図る。エンジンをYAMAHA YZF-R6 に変更し、さらにターボチャージャーを組み合わせ、汎用ECU で制御することにより低回転域からトルクを発生させる。 これにより、低速コーナーの多いエンデュランスコースにおいて、コーナー立ち上がりでのタイム短縮と燃費改善が期待できる。



シャーシ : 鋭い回頭生

  シャシーに関しては、あらゆるコーナーにおいて、旋回性能の向上を目指す。具体的にはサスペンションジオメトリの改良やパッケージングレイアウトの見直しによるマスの中心化、低重心化を図る。 また、昨年度マシンにおいてオーバースペックと思われる個所を再検討し、フレーム構成パイプ径やブレーキディスク径等を見直すことにより、マシンの軽量化も同時に行う。 さらに、ドライビングスタイルに合わせたステアリングホイールへと変更、タイヤトレッドの拡大によるメカニカルグリップ向上、アンダーパネル搭載によるダウンフォース確保等、旋回性能の向上に様々な角度からアプローチする。 また,各ドライバーに合わせたマシンを提供するためにセッティング幅の拡大を目標としています。





操作 ,制御系統 : ドライバーフレンドリー

  インテリアに関しては、ドライバビリティの向上を意識する。 多くの人が慣れ親しんでいる3ペダルや、肩まで包み込みホールド性のあるシートでドライバーの操作環境をサポートする。 シフトは電磁式パドルシフトを採用し、さらに昨年度不完全に終わってしまったフラットシフトシステムも完成させ、初心者から上級者まで心置きなくタイムアタックできるマシン目指す。 また、データロガーによって、車速や前後左右G、ブレーキ液圧、ステアリング舵角等のデータを記録、分析することで個々のドライビングスタイルに合ったセッティングを実現する。