型式:CF10
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スペック
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マシンスペック
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全長 / 全幅 / 全高
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2516 mm / 1394 mm / 1190 mm
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ホイールベース
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1600mm
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前/ 後トレッド
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1200 mm / 1200mm
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車重
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250kg
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最低地上高
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36mm
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フレーム
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スチールスペースフレーム(STKM)
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カウル
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GFRP
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エンジン
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HONDA PC37E (CBR600RR)
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排気量
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599 cc
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サスペンション形式
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不等長・非平行ダブルウィッシュボーン・プルロッド
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ショックアブソーバー
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KOWA ZEST
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タイヤ
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180/510-13 BRIDGESTONE Bias
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ブレーキ
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前 2-アウトボード / 後 2-アウトボード/ キャリパー:Nissin
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最大出力
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85ps/10500rpm
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最大トルク
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5.7kgf/9000rpm
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変速機
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6速シーケンシャルMT
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デファレンシャル
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F.C.C. ATV 用LSD
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マシンコンセプト
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運動性能の向上
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昨年度の製作車両は旋回性能の向上を目標として設計を行い、さらに汎用ECU やデータロガーを導入
することで、車両の評価を行うことが出来るようになりました。
シャシーにおいては前年度を踏襲し「旋回性能の向上」、
パワートレインにおいては収集したデータを活用した「競技コースへの最適化」をそれぞれコンセプト実現のための柱としました。
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マシンの特徴
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旋回性能の向上
・ 旋回性能の向上を目指し次の事項に主眼を置き設計を行いました。
・サスペンションのセッティング幅拡大
・軽量化及びヨー慣性モーメントの低減
・足回りの剛性の向上
今年度はすでに導入されているスタビライザーに加えバネ定数の異なる複数のショックアブソーバを
用意しました。これによりセッティング幅の拡大を狙い、テストの際に変更可能なパラメータを増やし、
ドライバーや競技に最適な設定を探しました。
新規に設計するパーツには目標重量を定め車両の軽量化を目指し、設計の際にはFEM 解析を積極的
に用い構造を決定しました。また、パーツのレイアウトを変更しフレームの前後長及びメインフープの
幅を短縮し車両の小型化を図りました。
前年度までの課題であったサスペンションの取り付け点についても構成要素のレイアウトの変更によ
りフレームの集合部付近に取り付けることが可能となり、サスペンションからの入力に対する剛性を向
上させました。サスペンションジオメトリは昨年度の車両の旋回G やドライバーの感覚が良いものであ
ったため、昨年度の仕様を踏襲しました。
パワートレインの最適化
・ 今年度は昨年度に搭載したデータロガーから得た情報をパワートレインの設計にフィードバックすることで最適化を図りました。今年度のパワートレインの特徴は次の通りです。
・10000rpm をピークとしたフラットな出力特性
・汎用 ECU による各気筒の独立制御
競技コースは低速コーナーが多数配置され、そこからの立ち上がりが重要となります。
そこでエンジンの出力特性がフラットになるように吸排気系の設計を行いました。
昨年度、汎用ECU の導入によりエンジンの幅広いセッティングが可能となり、エンジンの出力を向上させた一方で、制御性能の向上により、パワートレインの問題点が明らかとなりました。
これらの問題の解決により更なるエンジン性能の向上を図りました。
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