型式:チフ206



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スペック

マシン名
フレーム スチールスペースフレーム(STKM)
ボディ アルミ
サスペンション形式 不等長・非平行ダブルウィッシュボーン
ホイールベース 1700mm
車重 245kg
最低地上高 45mm
タイヤ BRIDGESTONE 180/510 R13
ブレーキ F.アウトボード、R.インボード
エンジン HONDA CBR600RR
最大出力 75ps/11000rpm
最大トルク 7.2kgm/9000rpm
変速機 MTパドルシフト
駆動形式 チェーン・機械式LSD



マシンコンセプト Calm and Zeal 〜冷静と情熱〜

  チフ206はCUFPが製作する2台目の車両になります。設計コンセプトは「Clam and Zeal」。
日本語で「冷静と情熱」を意味し、高い信頼性と運動性能を併せ持った車両をイメージしたものです。
また今年度の車両は去年の反省を生かし、リサイクル性ということも考慮しました。
このコンセプトにかなう車両を作るために次の三点を設計目標としました。

■運動性能&信頼性
  レーシングカーの目的は速く壊れずに決まったコースを完走させることである。
高い運動性能を持つために軽量、低重心の車両づくりを心がけつつも過度の肉抜きなどのマシンの信頼性を損なうような設計は行なわず、確実にチェッカーフラッグを受けることのできるマシン作りを目指した。

■運転しやすさ
  確実に速くゴールするために必要なものは運動性能と信頼性のあるマシンだけではなくドライバーの正確なドライビングが重要になってくる。そこで操作の容易さはマシンの運動性能、信頼性を実際に引き出すための重要なファクターと考えドライバーが操作しやすい操作系とすることを心掛けた。

■リサイクル性
  資源の有効活用を考えなければならない現在においては使用する材料を再利用しやすいものにする必要がある。
これはレーシングカーにおいても例外ではないと考え廃棄処分の難しい、FRP製パーツの使用を極力おさえ、代わりに再利用しやすいアルミニウムを多く使用することで車両重量の増加を抑え、車両を廃棄処分する際のリサイクルのし易さにも配慮した。



マシンの特徴


スチール製リアアップライト軽さと低コストの両立

防火隔壁と一体構造のアルミ製シート部品点数を削減

アルミ製フロントアップライトとフロントディスクブレーキ 

アルミ製デフケースとリアセンターブレーキ 

自作の排気管

低位置に配置した小型・軽量ラジエーター左右に配置



三面図